おしらせ

[レポート]11/7ちょっとしたことを詩にする会

ちょっとしたことを詩にする会が開催されました。

谷竜一さんの「ちょっとしたことを詩にする」とくいと
藤原奈緒さんの「アナウンス」のとくいを相互にひきだし合い
ちょっとしたことを詩にする会が企画されました。

谷さんに詩をつくる上で大切なことを2点おそわった後にそれぞれ詩をつくっていきました。
映像にまとめましたので是非ごらんください。

また詩集にまとめましたので是非おもちください。銀行においてあります。

ちょこっと 第一集

演劇作家の谷さんのとくいが、
アナウンスのとくいをあずけた藤原さんにちょこっとひきだれて、
11月7日にちょこっと開かれた「ちょっとしたことを詩にする会」。
この詩集は、ふらっと集まった人たちが
チョコを食べながらちょこっとつくった詩たちの本です。

机がちょっと高い。
あしにくるまがついて
動けるようになった。
ちょっと背のび。
ちょっと違和感。
ちょっと、自由になった、机。
旅に出る

いすがれんこんみたい
穴がやっつ。
岩国れんこん
れんこんいす
頭取はときどきうそをつく。
頭取はうそだらけ
頭取は全ぶうそ。
れんこんもうそ。

腹いっぱい米がたべたい

汗をかく金がほしい
自分で汗をかく金が
さいふいっぱいに

それが
冷蔵庫のなかで凍る
予算が足りないと
テレビでは言っている

ひろみ。
ムラシゲ。
前髪がうっとうしい。
スカートが長い。
色がくろい。
内側はのぞけない。
ひろみ。
からっぽ。
だからぎっしり。

「ひろみ」
ひろみ
わかんないよひろみ
詩というものをしているひろみ
なにかと髪が黒くて
スカートで
ひろみ
わかるよひろみ
ひろみの書いた字
学校帰りのひろみ
カーテンにぐるぐる巻きになって
「かんぴょうになった気分」と
つぶやいたひろみ
心がわりしたのかなひろみ
今もあの先輩は好き?

しかくやし

しかくやし
しっはりやし
はりやし
はりつ(く)し
みりやし
一みりやし
よこやし
むこやし
おやし
おやしやし

つまようじのうた

なんだか見つめられているような気がして
前を見たら、
たくさんの茶色い目が私を見ていた
本当は目なんかじゃなくて
頭だった
頭が目になって私を見ていた
茶色い棒人間たちは、足がないから 歩けない
だから
うらめしそうに私をみている
あ! 逃げた!

スリッパ

スリッパに手をつっこんだ
新幹線が伸びていく
屋根のうえはは冬だと
思うのだが
足はあたたかい
靴下をはいていたから
走ると
足のゆびのあいだを
こすりたくなる

ふみとますとみくん。

ふみ<ますとみ
ふみ>ますとみ
ふみの顔がほしいますとみ。
ますとみの夢がほしいますとみ。
ますとみのたそがれ。
ふみのめいげん。
ふたりはなかよし。

葉は集まった
くるっとまかれてるの←主語
何を思ってるの?←ギモン

火がついたら
この煙
目が回ってみんな
落ちてしまう
ぱちんと手で
つぶされてしまう
いいのさ
満足なのさ

木につかろう
ウィーウィン
つかっていく
つかっていく
なかよくなるよ

札幌の雪はきたなくて
美唄の雪はきれいです。
美唄のやきとりは
とりの全部をつかっていて、
内蔵とか卵とか皮とか
全部ついていて
スナックあがりの女性が働いていて、
いつもケンカをしています
カウンターがおすすめで、
お持ち帰りで3、40本かいます
ごはんとたべます。
とてもおいしいです。

ちゅうしょう似顔絵

しいちゃんのちゅうしょう似顔絵
かこう。
できた!
きみどりのマーカーで一面ぬって
その上に蛍光オレンジをかさねぬり
右上と左下に毛を5本ずつ
完成!
と思ったけど左下に一本つけたそう
やばい ぜったいそっくり!
しいちゃんに超似てる!

著者
谷竜一
藤原奈緒
深澤孝史
板東愛
村上千咲
藤川詩

2013年11月7日(木)17:30-